検索窓にブランド名を入力した際、「ダサい」というネガティブワードが表示される現象について、ファッションマーケティングの現場やSNS投稿の分析からその背景が見えてきました。結論から言えば、これは服そのもののデザイン性が劣っているわけではなく、ブランドのコンセプトに対する期待値のズレに起因しています。
ビームスといえば、原宿カルチャーを牽引してきた尖ったセレクトや、ストリート感の強いエッジの効いたスタイルを連想する層が一定数存在します。そうしたファッション感度の高いコア層から見ると、ショッピングモールを中心に展開されるビーミング バイ ビームスの「誰もが着やすいクリーンなベーシック服」が、刺激に欠ける「無難な量産型」に映ってしまうケースがあるのです。
しかし、大手ファッションコーディネートアプリ「WEAR」や大手ECモールの購入レビューを調査すると、利用者の実態はまったく異なるポジティブな評価で占められています。
「仕事着としても休日着としても清潔感があり、周囲からのウケが良い」「生地がしっかりしていて洗濯機で洗えるアイテムが多く、子育て中に重宝する」といった実用性と品格のバランスを絶賛する声が全体の8割以上を占めています。奇抜さを求めず、上品で好印象な日常着を探している層にとって、極めて完成度の高いアイテム群であることが実証されています。