「デトックスが嘘なら、足裏樹液シートには何の効果もないのか」というと、必ずしも無価値と断じることはできません。配合されている主要成分には、古くから民間療法やスキンケアで活用されてきた固有の物理的・化学的特性が存在します。
主原料である木酢液(もくさくえき)や竹酢液(ちくさくえき)は、木炭や竹炭を製造する過程で発生する煙を冷却・凝縮して得られる液体です。主成分である酢酸をはじめとする有機酸類には、穏やかな殺菌・静菌作用や、皮膚の角質を柔らかくする作用があります。また、シートを密着させることで足裏が適度に保温され、軽微な温熱刺激によって局所の末梢血流が促される現象が確認されています。
しかしながら、日本国内の薬事規制や海外の公的機関(米食品医薬品局・FDAなど)の見解において、足裏樹液シートに「重金属の排出」「内臓機能の改善」「代謝促進による体重減少」といった医学的根拠(エビデンス)は一切認められていません。医療機器や医薬品ではなく、あくまで「雑品(フットケア用雑貨)」として位置づけられているのが現状です。