高等部の生徒や保護者にとって最大の関心事は、卒業後の進路である。キャリア教育推進事業の強化により、企業実習や福祉的就労への体験プログラムは格段に充実した。清掃や軽作業、IT関連のデータ入力など、生徒の適性に合わせた職種開拓が意欲的に進められている。
しかし、受け入れ先となる地元企業の雇用枠やバリアフリー環境の整備は十分とは言えない。一般就労を果たしても、職場内の理解不足から早期離職に至るケースが後を絶たないのが現状だ。就労移行支援事業所や地域のハローワークとの連携をさらに密にし、就職後も長く伴走できるフォローアップ体制の構築が喫緊の課題となっている。