Macを使用していて頻繁に遭遇するのが、「日本語入力の切り替えができない」「キーを押しても変換候補が出ない」というトラブルです。ハードウェアの故障を疑う前に、macOS内部の設定や入力ソースの状態を確認する必要があります。
代表的な原因と具体的な復旧手順は次の通りです。
1. 入力ソースの競合・不具合
macOSのアップデート後などに、日本語入力プログラムが一時的にフリーズすることがあります。画面右上のメニューバーにある入力メニュー(「あ」または「A」のアイコン)をクリックし、一度「英字」から「日本語 - かな」へ手動で切り替えてみてください。改善しない場合は、アクティビティモニタを開き、「JapaneseIM」というプロセスを強制終了すると入力プログラムが自動再起動して復旧します。
2. 修飾キーおよびショートカットの重複
「Control + スペース」や「Caps Lock」での切り替えが反応しない場合、他のアプリケーションやSpotlight検索とショートカットが衝突している可能性があります。「システム設定」>「キーボード」>「キーボードショートカット」>「入力ソース」を開き、「前の入力ソースを選択」のショートカットが正しく割り当てられているか確認してください。
3. 外付けキーボードの配列誤認識
外付けの日本語キーボードを接続した際に、システムがUS配列として誤認識してしまう現象です。この場合、「システム設定」>「キーボード」>「キーボードの種類を変更」を実行し、キーボード設定アシスタントに従って「JIS(日本語)」を再選択することで正常なキーマッピングに戻すことができます。