「ネット通販の生鮮食品は鮮度が心配」という声は、もはや過去の遺物となりつつある。専用のコールドチェーン(低温物流網)の進化により、畑で収穫されたばかりの野菜が、一度も温度管理を途切れさせることなく家庭のキッチンまで届けられる体制が整った。
地域の農家や漁港と直結したサプライチェーンにより、朝採れの地場野菜や地魚がその日の夕方には届く。店舗の棚に陳列される時間をスキップできる分、実店舗で購入するよりもむしろ鮮度が高いケースすら珍しくない。デジタル技術が、地方の新鮮な恵みと都市部の食卓を極めて短い距離でつないでいる。