当時のワイドショーや週刊誌の過熱ぶりは、今振り返っても異常だった。プライバシーなど存在しないかのように、二人の一挙手一投足が監視され、誇張され、消費されていった。これは、現代のネットリンチや炎上社会のプロトタイプ(原型)だったと言える。
彼らは、急速に変化するメディア環境の最初の犠牲者だったのかもしれない。個人の発言が瞬時に拡散され、コントロール不能になる恐怖。あの離婚劇は、日本の芸能界におけるタレントとメディアの関係性を根本から変えてしまう予兆だった。
あれから年月が経ち、受け手側のリテラシーも少しずつ変化している。しかし、当時の彼らが受けた傷の深さは、本人たちにしか計り知れない。