コスト面における建築材の価格差は、林業サイクルと希少性に起因します。一般的に檜は杉に比べて成長が遅く、伐採できるまでに長い年月を要するため、流通価格は檜のほうが1.3倍〜1.8倍ほど高価です。一棟の住宅を建てる場合でも、土台や主要な柱に檜を配置し、間柱や天井下地、床材に杉を用いることで、コストと強度のバランスを最適化する工法が主流となっています。
ホームセンター等で購入する際のDIY木材の選び方としては、作りたい物の用途に合わせて選定するのが鉄則です。カッターやノコギリで加工しやすく、軽量で扱いやすい棚や子供用家具を作りたいなら「杉材(カフェ板など)」がコストパフォーマンスに優れます。一方で、湿気のこもりやすい洗面所の棚、屋外のガーデニングラック、あるいは包丁の刃当たりを重視するまな板などを作るなら、耐久性と抗菌力に優れた「檜材」を選ぶと長持ちします。