どんなに最高品質のシートを手に入れても、施工が雑であれば防草性能は半減する。現場で頻発する失敗事例の筆頭が「重ね幅の不足」と「壁際の隙間」だ。シート同士の継ぎ目は最低でも10cm〜15cm以上の重ね代を確保し、専用の接続テープで隙間なく密着させなければならない。雑草の芽は微細な光の漏れを感知して、執念深く目地から顔を出す。
さらに、固定ピンの打ち込み場所にも配慮が必要だ。ピンを打った穴の周囲から雑草が貫通するのを防ぐため、ピン頭部を覆う専用の防草ワッシャーを併用することが鉄則となる。また、敷設面にある突起物や石コロ、竹の切り株などを事前に徹底除去し、整地・転圧をしっかり行うこと。この下地処理の手間を省かない姿勢こそが、突き抜けゼロを実現する最大の秘訣だ。