首四の字固めを仕掛けられた際、最も避けるべきはパニックになって力任せに首を引き抜こうとすることです。隙間がない状態で無理に暴れると、かえって頸椎への負荷が増大します。冷静な状況判断と的確なエスケープ技術が求められます。
代表的な脱出方法および返し方のテクニックは主に3つ存在します。
① 相手の足を押し広げてスペースを作る(フレーム防御):
自由になっている両手を使い、相手のロックされている膝裏や足首の交差部分を強く押し込みます。数センチでも隙間ができれば、顎を引いて頭部を横に滑らせることで脱出ルートが生まれます。
② 体重を浴びせて上体を制圧する(スタック):
相手が下から首四の字を狙ってきた場合、相手の胸元へ自らの体重を一気に浴びせ(スタック状態)、相手の腰をマットから浮かせることで足を組む力を無力化します。
③ リフトアップ・スラムで叩きつける(プロレス流の豪快な返し技):
首をロックされた状態のまま強引に立ち上がり、相手の身体ごと抱え上げてマットへ激しく叩きつけます。落下の衝撃で相手の足のクラッチを強制解除させるダイナミックな対抗策です。