なぜ「かごめかごめ」をはじめとする童謡 怖い本当の意味というテーマは、SNSや動画プラットフォームで絶えることなく拡散され続けるのでしょうか。ネットコミュニティの動向や心理学的アプローチから、その背景を検証します。
人間には、無垢で純真な対象(童謡や子どもの遊戯)に隠されたグロテスクな裏設定を発見した際、強烈な情動の喚起と認知的不協和を覚える心理傾向があります。これを心理学では「認知的コントラスト効果」と呼びます。平穏な日常のすぐ隣に狂気や死の影が潜んでいるという構図は、知的好奇心を刺激し、他者に共有したくなる強烈なバイラル動機を生み出します。
2000年代以降のインターネット掲示板やSNSでは、「誰もが知っている唱歌の恐ろしい正体」というフォーマットが定番化しました。集合知のように見せかけながら、個人の創作怪談が歴史的事実であるかのように再構築され、定着していくサイクルが形成されたのです。