2026年後期に放送されたNHK連続テレビ小説第107作『舞いあがれ!』において、目黒蓮が演じたのは航空一家で育ったプライドの高いエリート学生、柏木弘明(かしわぎ・ひろあき)です。航空大学校・帯広校で主人公・岩倉舞(福原遥)と同じ班のチームメイトとなり、過酷なフライト訓練を共に乗り越えていく重要な役柄でした。
初登場時の柏木は、周囲を見下すような冷徹さとストイックさを併せ持ち、視聴者からも「嫌味なエリート」と受け止められる場面が目立ちました。しかし、舞のひたむきさや仲間とのチームワークに触れる中で、徐々に人間らしい弱さや温かさを露わにしていきます。この劇的な内面変化を、目黒蓮は視線の揺らぎやわずかな口角の動きといった微細な表現で見事に演じ分けました。
特に視聴者の心を掴んだのが、帯広の美しい自然の中で描かれた告白シーンです。訓練を終えた夕暮れ時、自らの素直な感情を不器用ながらも実直な言葉で伝えた場面は、朝ドラ史に残る胸キュンシーンとして語り継がれています。放送直後にはX(旧Twitter)で「柏木学生」「柏木弘明」が世界トレンド上位を独占し、目黒蓮という俳優の存在感を朝の茶の間へ一気に浸透させました。