永田町での評価と、地元・筑後地方での評判にはどのような一致点とズレがあるのでしょうか。報道関係者や地元政財界への取材を通じ、有権者のリアルな声を拾い上げると、複合的な評価が浮かび上がります。
好意的な評価として最も多く聞かれるのは、「筑後川の氾濫対策に対するスピード感」です。近年、九州北部豪雨をはじめとする記録的豪雨が筑後地方を度々襲いました。内閣府副大臣や国交政務官を務めた人脈を活かし、河川改修や遊水地整備の予算確保において中央官庁へ直談判する姿勢は、地元の首長や農家から高く評価されています。
「東京育ちの名門出身だから気取っているのかと思いきや、夏祭りや農業集落の寄り合いでも腰が低く、泥靴を履いて現場を回る。父の邦夫先生よりも人懐っこい一面がある」と久留米市内の後援会関係者は語ります。一方で、批判的な声や注文も存在します。
「鳩山家の看板は強力だが、中央政界の権力闘争に巻き込まれやすく、事務所の体制が不安定に見える時期があった」「かつての県連との軋轢を引きずっている古参議員も一部に残り、党内の一本化にはまだ神経を使っているようだ」という意見も聞かれます。保守分裂の激震を経験した地域だからこそ、地方議員との信頼関係のメンテナンスが日常的な課題となっています。