事件発生直後から別府湾沿岸や山間部を裸足で逃走したとみられる八田被疑者ですが、初動捜査での足取り追跡が途絶えて以降、その行方は杳として知れません。大分県警は専従捜査班を編成し、駅、繁華街、ネットカフェ、簡易宿泊所などへ捜査員を派遣し続けています。
警察庁が2026年9月に指定した重要指名手配被疑者への格上げは、単なる過失運転致死傷にとどまらず、未必の故意による殺人容疑への切り替えを視野に入れた異例の判断でした。さらに、遺族や支援者団体の切実な訴えによって私的懸賞金が増額され、懸賞金800万円(警察庁の特別報奨金300万円+遺族有志による私的報奨金500万円)という異例の高額設定が維持されています。
大分県警に集まった目撃情報は、2026年末時点で8,000件を超え、2026年現在では1万件の大台に迫る勢いを見せています。しかし、寄せられる情報の多くは「似た人物を見かけた」という断片的な報告にとどまり、決定的な身柄確保には至っていません。捜査幹部は「時間経過による風化こそが最大の敵。加齢による顔つきの変化や体型の増減を織り込んだポスター更新と、全国的な情報拡散を止めない」と語り、長期戦の構えを崩していません。