話題の19番とは何の薬?ツムラ小青竜湯の効果やゴルフ・背番号の謎

話題の19番とは何の薬?ツムラ小青竜湯の効果やゴルフ・背番号の謎

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医師や薬剤師の間で単に「19番」と符牒のように呼ばれる薬の正式名称は、ツムラ小青竜湯エキス顆粒(医療用)です。日本の医療現場で処方される医療用漢方製剤148処方にはすべて固有の製品番号が割り振られており、その19番目に位置づけられていることから、医療従事者のみならず通院患者の間でもこの呼び名が定着しました。

では、具体的にどのような症状に対して処方されるのでしょうか。臨床において最も処方頻度が高いのは、アレルギー性鼻炎漢方19番としての用途、とりわけ春先や秋口の小青竜湯花粉症治療です。厚生労働省の承認情報に基づく効能・効果には、気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒、むくみが明記されています。

東洋医学において、小青竜湯効果の真骨頂は「水飲(すいいん)」と呼ばれる体内水分の偏在を是正する点にあります。麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、乾姜(カンキョウ)、細辛(サイシン)、五味子(ゴミシ)、半夏(ハンゲ)、白朮または蒼朮(ソウジュツ)、甘草(カンゾウ)という8種類の生薬が絶妙なバランスで組み合わされており、体を芯から温めながら肺や呼吸器系に滞った余分な水分を発散・排泄させます。

西洋医学的なアプローチとの決定的な違いは、分泌される鼻水そのものの性状に着目する点です。小青竜湯が劇的な効果を発揮するのは、「無色透明で、ポタポタと垂れてくるような水状の鼻水」と「連続する激しいくしゃみ」です。鼻粘膜の血管拡張を鎮め、過剰な水分分泌を抑え込むメカニズムが、服用から30分から1時間ほどで体感できるほどの素早い立ち上がりをもたらします。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。