魅力的なデコルテを仕上げるためには、鎖骨単体ではなく周囲の筋肉との連動を捉える必要があります。特に首から鎖骨の描き方において絶対に見落とせないのが、胸鎖乳突筋と僧帽筋の2大筋肉です。
耳の後ろ(側頭骨の乳様突起)から鎖骨の内側端および胸骨へ向かってV字状に伸びるのが胸鎖乳突筋です。この筋肉の終点が鎖骨の始点と噛み合うことで、首元に美しい三角形の窪み(喉仏の下にある頸切跡)が形成されます。胸鎖乳突筋 描き方のコツは、首を正面に向けたときは薄くアタリを取り、顔を横に向けた際に反対側の筋を強調して浮き上がらせることです。
一方、首の後ろから肩先、そして背中へと広がる僧帽筋は、鎖骨の外側3分の1の後面に付着しています。鎖骨 肩 僧帽筋 つながりを正しく描くことで、首から肩にかけての自然な傾斜(なで肩・いかり肩のニュアンス)と奥行きを表現できます。鎖骨のラインは、この僧帽筋と肩の三角筋の隙間に位置する境界線として機能しているのです。