握力の測り方で記録が激変!損しない測定姿勢と家での代用裏ワザ

握力の測り方で記録が激変!損しない測定姿勢と家での代用裏ワザ

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握力の測り方ひとつで記録が跳ね上がる最大の要因は、神経系の動員効率と呼吸の連動にある。多くの測定者が無意識に陥る罠が、限界まで息を止めて力む「バルサルバ効果(怒張)」だ。息を完全に止めて極度の力みを発生させると、胸腔内圧が急上昇して一時的な血流阻害や立ちくらみを引き起こすばかりか、中枢神経系が防御反応を起こして筋出力にリミッターをかけてしまう。

実力を出し切るための呼吸法は、構えた状態で深く息を吸い込み、握り込む瞬間に合わせて「フッ!」あるいは「ハッ!」と鋭く息を吐き出すことだ。格闘技の打撃や重量挙げの挙上動作と同様に、呼気とともに腹圧を瞬間的に高めることで、体幹から末梢の神経伝達速度が研ぎ澄まされ、最大筋力のアクティベーションが瞬時に達成される。

さらに見逃せないのがウォーミングアップと時間帯の影響だ。冷えた手指のまま測定器を握ると、腱の滑走性や筋繊維の収縮速度が著しく鈍化しているため、本来のポテンシャルから10%以上も低い数値が出ることがスポーツ生理学の実験で確認されている。測定前には、手首を回すストレッチや、指の開閉運動(グーパー運動)を20〜30回繰り返し、前腕部の血流温度を高めておくことが欠かせない。また、人間の生体リズムにおいて筋出力は起床直後に最も低く、体温がピークに達する夕方(15時〜18時頃)に最も高くなる傾向がある。経年変化やトレーニング成果を比較する際は、常に同時間帯・同条件下で計測するのが鉄則だ。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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