受験関係者が最も注視しているのが、同校の真の学力を示す洛北高校の進学実績です。特に象徴的な指標である洛北高校の京大合格者数は、年度によって変動はあるものの、例年10名〜20名前後の合格者を安定して輩出しています。これに大阪大学、神戸大学を加えた京阪神の難関国立大合格者は毎年40名前後、国公立大学全体の合格者数は130名〜150名規模を誇ります。
しかし、この数字の裏には進路指導の現場で公然と語られる「構造的格差」が存在します。大手予備校関係者が明かした進路追跡データによると、京都大学をはじめとする旧帝国大学や国公立医学部医学科の合格者のうち、実に7割超が附属中学校から進学した中高一貫生(内進生)によって占められています。
附属中学校からの内進生は、中3段階で高校内容の先取り学習を終え、高校2年次からは実質的な大学入試演習へとシフトします。一方、高校から入学する高入生は、公立中学校のカリキュラムに沿って学習してきたため、入学直後から猛烈なスピードで進む高校の授業進度に追いつく必要に迫られます。学校側も放課後講習や習熟度別指導で手厚くフォローするものの、6年間の継続的な探究教育を受けてきた内進生との間には、大学受験本番における演習量の差として現れやすいのが偽らざる現状です。