Q1:身長110cmで体重が16kgしかありません。病院で診てもらうべきでしょうか?
A1:母子健康手帳の成長曲線を確認し、過去のカーブ(例えば10〜25パーセンタイルのライン)に沿って緩やかに増え続けているのであれば、基本的には個性の範囲内であり緊急性はありません。日中に元気に遊んでおり、便秘や下痢が続いていないかも判断材料です。ただし、「半年間まったく体重が変わらない」「急激に体重が落ちて元気がなくなってきた」という場合は、かかりつけの小児科を受診してください。
Q2:5歳・6歳の子どもの肥満判定にはカウプ指数とローレル指数、どちらを使うべきですか?
A2:この年齢帯はいずれの計算式からも外れやすい移行期です。最も正確な判定は、文部科学省や日本小児内分泌学会が採用している「性別・身長別標準体重」を用いた肥満度(%)計算です。ネット上の簡易計算ツールを使う場合は、幼児用(カウプ)や学童用(ローレル)の固定値に頼るのではなく、母子健康手帳の発育曲線グラフに直接体重をプロットして全体的な傾きを確認する方法を強く推奨します。
Q3:身長110cmで21kgあり、少しお腹が出ています。お米を減らすなどのダイエットをさせた方がいいですか?
A3:子どもの自己判断による主食制限や糖質制限は厳禁です。幼児期後半から学童期にかけては身長が急速に伸びる時期(成長スパート)を控えており、体重を減らすのではなく「体重を現状維持している間に身長が伸びて自然に適正プロポーションへ戻る」のが小児医療における原則です。主食を減らすのではなく、ジュースを水やお茶に変える、夕食後のダラダラ食いを防ぐ、外遊びの時間を増やすといった生活環境の調整から着手してください。