メガホンを取るのは、国内外の映画賞を総なめにしてきた新進気鋭の監督だ。会見で監督は、「単にスターを集めただけの映画にはしたくなかった」と語った。キャラクターの持つ深い孤独と、お互いに対する複雑な感情を表現できるのは、長年培われた信頼関係がある二人しかいない、と熱烈なオファーを出した背景を明かしている。
実際、本読みの段階から二人の息はぴったりで、アドリブを交えながらキャラクターの解像度を上げていく作業は、現場のスタッフを圧倒したという。単なる共演者を超えた、表現者としてのリスペクトがそこにはある。