異常気象の元凶か?エルニーニョとラニーニャが日本を襲う真相

異常気象の元凶か?エルニーニョとラニーニャが日本を襲う真相

異常気象の元凶か?エルニーニョとラニーニャが日本を襲う真相に関する基本知識をわかりやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

エルニーニョとラニーニャは、太平洋赤道域の東部から中央部にかけての海面水温が平年と異なる状態が半年から1年半ほど続く現象だ。東風(貿易風)が弱まり、暖かい海水が東へ広がるのがエルニーニョ。逆に貿易風が強まり、冷たい深層水が強く湧き上がって海面水温が平年より低くなるのがラニーニャである。この表裏一体の現象が、上空の偏西風を蛇行させ、日本の四季を劇的に狂わせる。

日本への影響は極めて対照的かつ強烈だ。ラニーニャ現象が発生すると、夏季は太平洋高気圧が北へ張り出しやすくなり、列島は猛烈な酷暑に見舞われる。冬季には西高東低の冬型気圧配置が強まり、日本海側を中心とした厳冬・記録的豪雪のリスクが跳ね上がる。一方でエルニーニョ現象が起きれば、夏は冷夏や日照不足、冬は暖冬傾向となるのが典型的なパターンだが、近年の温暖化トレンドと複雑に絡み合うことで、台風の発生位置が南東へシフトし、勢力を維持したまま日本へ接近する危険な軌道を生み出す要因にもなっている。

池田 達也
Author

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。