組織の主たる標的であり続けているのが、基幹交通網の労働組合や大学キャンパスだ。少子化と若者の政治的無関心が進む中でも、彼らは巧妙に学生自治組織へアプローチを試みている。学費値上げ反対運動や奨学金改善の署名活動など、誰もが賛同しやすい入り口を用意し、その背後で徐々に組織網への取り込みを図る。
「若い世代は、セクトという言葉すら知らない。だからこそ、純粋な正義感を利用されて取り込まれてしまう」と大学関係者は危惧する。暴力的な影を完全に消し去り、親切な先輩や社会活動家として接近する手法は、現代の若者にとって見破ることが極めて困難だ。
見えない敵は、すでに私たちの社会基盤の深部に根を張っている。街頭デモの喧噪が去った静寂の時代だからこそ、日常の裏側に潜むその冷徹な眼差しを、社会全体で見据え続けなければならない。 (出典: 革 マル(Yahoo!ニュース))
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