キャンディの大きな特徴といえば、語尾に付く「〜クル!」という愛らしい口癖です。耳に残る高音ボイスと無邪気なイントネーションは、放送当時多くの子どもたちに真似されるほどの親しみやすさを生み出しました。
しかし、第47話でキャンディが本来の力を解放し、クイーン形態である「ロイヤルキャンディ」へと奇跡の覚醒を果たした際、視聴者に走った衝撃は今なお語り草となっています。それまでの愛くるしいマスコットボイスから一転、気品と威厳、そして慈愛に満ちた「大人の女神のような美声」へと劇的な変化を遂げたからです。
「声優が変わったのでは?」と錯覚するほどの変貌ぶりでしたが、演じていたのはもちろん大谷育江さん本人。声のトーンや響き、抑揚のコントロールだけで同一キャラクターの劇的な覚醒を完璧に表現し、大御所声優としての凄まじい実力を世に見せつけました。