エクリプスという車は、元々イリノイ州のDSM(ダイヤモンド・スター・モータース)工場で生産された、北米市場ターゲットの戦略車だった。映画公開前も一定の人気はあったが、『ワイルド・スピード』のヒットによってその知名度は一気に爆発。三菱自動車のブランドイメージは「走りの性能と先進的なデザインを兼ね備えた若者のためのブランド」へと一変した。
この劇的な成功が、その後のランサーエボリューションVIIIおよびIXの北米市場正式投入への強力な追い風となったことは間違いない。エクリプスが切り拓いたストリートレーサーの地平は、三菱というメーカー全体の黄金期を支える大きな原動力となったのである。