現役引退後、原田は名門・雪印メグミルクスキー部の監督として後進の指導に情熱を注いだ。泥臭く選手と向き合い、技術だけでなく人間性を育てる指導法は、多くの若手ジャンパーの道標となった。その実績と卓越した人望は、やがて彼をより大きな舞台へと押し上げていく。
全日本スキー連盟(SAJ)の要職、さらには日本オリンピック委員会(JOC)の理事へと就任。スーツ姿に身を包んでも、彼の瞳に宿る情熱は現役時代と何ら変わらない。競技団体の旧態依然とした体質改革や、アスリートのセカンドキャリア支援など、原田は現場目線を失わない稀有なリーダーとして、スポーツ行政の最前線で孤軍奮闘を続けている。