天理高校の野球部といえば、高校野球の歴史を語る上で欠かせない存在だ。春の選抜大会、夏の全国選手権大会を通じ、これまでに幾度となく全国の頂点に立ってきた。古くは1980年代から90年代、そして2000年代に至るまで、幾多の熱戦が甲子園の記憶に深く刻まれている。
その象徴とも言えるのが、一目で天理とわかる「紫紺(しこん)」のユニホームだ。落ち着いた濃い紫色に刻まれた「Tenri」の胸文字は、対戦相手に静かな圧迫感を与え、ファンには名門の風格を感じさせる。過去の優勝大会で見せた圧倒的な投手力と、勝負強さを誇る打撃陣の組み合わせは、まさに「天理スタイル」として全国の球児たちの目標であり続けた。