本来の定義に従えば「SA>PA」となるはずの規模感だが、現実の高速道路ではPAとSAの逆転現象が各所で起きている。東京湾アクアラインの「海ほたるPA」や、伊勢湾岸自動車道の「刈谷PA」、東北自動車道の「羽生PA(鬼平江戸処)」などは、一般的なSAをはるかに凌ぐ集客力と施設面積を誇る。
この現象の背景には、都市計画や土地利用の制約がある。開通当時は道路規格や地形の都合からPAとして認可されたものの、その後の交通量急増に伴い大規模な商業拡張が行われたケースが典型的だ。
さらに拍車をかけたのが、隣接する都市公園やレジャー施設と高速道路を直結させたハイウェイオアシスの誕生である。一般道からも利用可能な観覧車や温泉施設がPAにドッキングしたことで、単なる休憩所を超えた一大観光デスティネーションへと変貌を遂げた。