こうした高低差を活かしたビジュアル戦略は、日本のエンタメを牽引する大手メディアや映画会社でも徹底して研究されている。数々の名作恋愛ドラマを生み出してきたTBSテレビや、圧倒的なスケール感で映画作品を世に送り出す東宝株式会社の制作陣も、企画段階からメインキャストの並び立ちに細心の注意を払う。
画面のフレーム内に並んだ際、どのような化学反応が起きるのか。単にスタイルの良さを誇るだけでなく、演者同士のキャラクターが画面上でどう重なり合うかを立体的に計算することで、老若男女問わず愛される国民的ヒット作が生まれるのだ。