スクリーンやブラウン管での存在感は、瞬く間に業界内の評判となった。2006年のヒット作『のだめカンタービレ』では、プレイボーイのチェロ奏者・菊池亨役を好演。端正なルックスと茶目っ気のある演技で一躍脚光を浴びた。
そして2010年、彼の名を日本中に決定づけたのがNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』だ。漫画家・水木しげるをモデルにした村井茂役を熱演。片腕を失いながらも愚直に漫画を描き続ける不器用で情に厚い主人公を、泥臭くも温かみのある演技で体現した。
朝のお茶の間に爽やかな感動を届け、老若男女から愛される国民的俳優へと昇華。端正なマスクの奥にある誠実な人間性が、役柄を通じて日本中へ届いた瞬間だった。