折りたたみ端末を検討するうえで最大の懸念点となるのが、折りたたみ画面の折り目と画面割れリスクです。Pixel Foldの内側ディスプレイは超薄型ガラス(UTG)の上に保護プラスチック層を重ねた構造を採用しています。画面中央の折り目(ヒンジの溝)は、正面からディスプレイを見ている限りほとんど気になりませんが、画面を斜めから眺めたり光が強く反射したりする環境では、はっきりと凹凸を視認できます。指でスワイプした際にも中央に穏やかな谷間を感じますが、操作に支障をきたすレベルではありません。
ネット上で一時話題となった「メイン画面の破損や故障」についてですが、筆者が日常的に開閉を繰り返し、砂埃や衝撃に気を配りながら運用した限りでは、画面割れやドット抜けといった致命的なトラブルは発生していません。ただし、画面を閉じる際にクリップや鍵などの硬い異物を挟み込んでしまうと、内部パネルを損傷するリスクは板状スマホよりも確実に高くなります。ヒンジの防塵性能はIPX8の防水性能と引き換えに完全密閉ではないため、砂浜や過酷な粉塵環境への持ち込みを避ける丁寧な扱いが求められます。