リトグリ在籍時の麻珠といえば、メンバーカラー・赤を背負い、透明感あふれるハイトーンとエモーショナルなフェイクで楽曲のハイライトを彩る存在でした。彼女のボーカルは、力強さと繊細なウィスパーボイスが同居する独特の倍音成分を含んでおり、コーラスグループとしての厚みを劇的に高めていました。
特にバラード曲における主旋律の切なさは突出しており、ライブ会場の空気を一瞬で変えてしまうほどの説得力を持っていました。テレビの音楽番組や海外アーティストとの共演時にも物怖じしない堂々としたステージングは、リトグリの本格派ボーカルグループとしてのブランド価値を大きく引き上げていたと言えます。
この時期に培ったコーラスワークの経験とライブでの対応力は、その後のソロキャリアにおいても強固な土台として機能し続けています。