紅海周辺での商船に対する攻撃が頻発したことで、エネルギー市場と海上輸送ルートに急激なインフレ圧力がかかっている。欧州へ向かう大型タンカーが安全なルートを求めて遠回りを始めた結果、原油先物価格が急上昇。同時に、主要なコンテナ運賃指標も跳ね上がり、グローバルな物価安定化の足取りに冷や水を浴びせた。
国際政治ニュースの焦点として連日報じられるこの危機は、日本国内の消費者の暮らしにも無縁ではない。エネルギー資源の大半を海上輸入に頼る日本にとって、ガソリン価格や電気代の上昇、さらには輸入食品の価格転嫁といった形でジワジワと影響が広がっている。