日下明氏は大阪在住のイラストレーター・グラフィックデザイナーです。関西を拠点にアトリエを構え、書籍の装画、CDジャケット、広告、絵本制作など多岐にわたるアートワークを展開しています。
特筆すべきは、その独特な作風の成り立ちです。アナログの絵画のように見える深みのある画面は、主にPhotoshopなどのデジタルツールを駆使して描かれています。あらかじめ取り込んだ手作りの紙や絵の具のテクスチャを複雑にレイヤーとして重ね合わせることで、デジタルならではの精密な明暗コントロールと、アナログの手触り感を高度に共存させています。この技法によって、印刷物になった際にも原画の重厚な質感が損なわれません。