日本国内において、世代を超えて野鳥の知られざる生態を伝え続けているのがNHKの『ダーウィンが来た!』だ。身近なスズメやカラスの驚くべき知恵から、人里離れた離島にすむ固有種の危機まで、徹底した長期取材で描き出すスタイルは多くのファンを魅了してやまない。番組が提示するユニークな視点は、視聴者に足元の生態系への気づきを促す。
一方で、世界規模の配信プラットフォームであるNetflixも、最新の撮影技術と巨額の制作費を投じた環境ドキュメンタリーを次々と世に送り出している。これらの映像作品に通底するのは、地球上の生物多様性がどれほど危機に瀕しているかという切実なメッセージだ。鳥類はその環境変化を最も早く察知する「炭鉱のカナリア」として、画面越しに警鐘を鳴らし続けている。