投資家が最も気にする「本当に儲かるのか」という疑問に対しては、「分配金利回りの高さ」と「実際のトータルリターン」を明確に切り分けて評価する必要があります。
表面的な丸三証券のフレキシブルインカムの分配金利回りを見ると、年率数%〜10%前後に達することもあり、非常に魅力的な高配当商品に映ります。しかし、ここで絶対に確認しなければならないのが丸三証券のフレキシブルインカムの基準価額の推移です。
投資信託の分配金には、運用の利益から支払われる「普通分配金」と、運用益が分配額に届かず投資元本の一部を払い戻す「元本払戻金(特別分配金)」の2種類が存在します。基準価額が右肩下がりの局面で多額の分配金を受け取っている場合、それは利益を得ているのではなく、単に自分の投資元本が口座に戻ってきているだけ(いわゆるタコ足配当)という現象が起きています。
フレキシブルインカムの運用実績の最新データを検証すると、世界の金利急変動期において基準価額の下落分が分配金の合計を上回り、トータルリターンがマイナスに沈んだ期間も確認されます。「通帳に毎月現金が振り込まれているから儲かっている」と誤認せず、トータルリターンで資産が増えているかを定期的に確認する姿勢が不可欠です。