Q1:片足だけで蹴るハイハイをしていますが、早急に病院へ行くべきですか?
A1:直ちに受診する必要はありません。生後7〜10カ月頃の赤ちゃんでは、体幹や股関節の筋力バランスの発達途上で片足ばかりを使うケースが非常に多く見られます。両手でオモチャを持ち替えられるか、座った時に姿勢が崩れないかを確認し、元気に行動していれば数カ月単位で見守りましょう。もし生後1歳を過ぎても左右非対称が固定している場合や、使わない側の足をだらりと引きずったまま動かさない場合は、健診時に小児科医へ相談してください。
Q2:シャフリングベビー(いざりばい)は発達障害の確率が高いというのは本当ですか?
A2:医学的なデータに基づけば、シャフリングベビーの大部分は単なる体質的なバリエーション(良性シャフリング)であり、発達障害の確率が極端に高いわけではありません。歩行開始が1歳6カ月〜2歳前後と遅くなる傾向はあるものの、知的能力や社会性に問題がなければ歩行獲得後に同年代と差がなくなります。ただし、言葉の理解や視線の合い方など社会性の発達が同時に遅れている場合は慎重な評価が必要となるため、定期健診で経過を共有することが大切です。
Q3:ハイハイを全くせずにいきなり立ち上がりました。将来の運動能力や学習に悪影響はありますか?
A3:将来の運動機能や学習能力に直接的な悪影響が出るという明確な医学的根拠はありません。現代のフローリング住宅では、家具を利用して早い段階でつかまり立ちを覚える子が珍しくありません。体幹や腕の支持力は、歩行開始後の外遊びやジャングルジム、全身を使った運動遊びの中で十分に育むことができます。「ハイハイをしなかったから」と悲観するのではなく、歩行が安定した後に全身運動を楽しむ機会を積極的に作ってあげてください。