事故の発生直後から、韓国の事故を巡るネットの反応は激しい悲嘆と激烈な怒りで覆い尽くされました。韓国の主要ポータルサイトや巨大オンライン掲示板(DCインサイド、theqooなど)には、無力感に打ちひしがれる若者たちの投稿が相次ぐ一方で、国家の危機管理能力に対する痛烈な弾糾が吹き荒れました。
「11回も危険を知らせる通報があったのに、なぜ1人も警察官が交通整理に動かなかったのか」「国民の命を守れない国が先進国と言えるのか」といった行政批判が世論を支配しました。同時に、インターネット上では現場で群衆を押したとされる人物の魔女狩りや、被害者を侮辱する悪質な投稿が散見され、深刻な社会的分断や二次加害が問題視される事態にも発展しました。
現場を生き延びた若者や駆けつけた救急隊員が重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみ、自死に至る痛ましい追跡報道がなされると、国民のトラウマはさらに深まりました。犠牲者遺族団体は、真相究明と独立した調査委員会の設置、責任ある公職者の厳罰を求めてソウル市庁前で長期に及ぶ焼香所設置や行進を実施。単なる哀悼にとどまらず、体制の抜本的刷新を要求する民衆のうねりは今なお熱を失っていません。