有馬温泉といえば、鉄分と塩分を豊富に含んだ独自の赤褐色を誇る「金泉」が代名詞だ。温泉街の中心部は日中、多くの観光客でにぎわいを見せるが、少し坂を上った愛宕山の高台に位置するこのホテルでは、驚くほど静かな時間が流れている。
最大の魅力は、敷地内から湧き出る自家源泉。空気に触れることで濃密な赤褐色へと変化するお湯は、保温・保湿効果が極めて高い。湯船に身を沈めた瞬間に全身を包み込む独特の重厚感と肌なじみの良さは、まさに本物の温泉を知る大人だけが味わえる贅沢と言えるだろう。露天風呂から見上げる四季折々の景観も、日頃のストレスを一瞬で吹き飛ばしてくれる。