休日のアクティビティや観光資源の豊富さも、寄居町が誇る大きな財産です。歴史ファンから絶大な支持を集めるのが、戦国時代の武蔵武士・後北条氏の重臣であった北条氏邦が築いた国指定史跡「鉢形城跡」です。荒川と深沢川が形成する険しい断崖絶壁を天然の要害とした名城で、日本100名城の一つにも選定されています。
広大な城跡内には復元された四脚門や土塁、堀切が良好な状態で残されており、四季折々の草花が彩る歴史公園として整備されています。隣接する「鉢形城歴史館」では精巧なジオラマや出土遺物を通じて当時の戦略的価値を深く学ぶことができ、週末の散策スポットとして定番のコースです。
一方、アウトドア派から絶大な人気を誇るのが荒川の清流沿いに広がる「かわせみ河原キャンプ場」です。川のすぐそばまで車両の乗り入れが可能なオートキャンプエリアとして知られ、バーベキューや川遊び、カヤック、ソロキャンプを楽しむ人々で年間を通じて賑わいます。予約不要でふらりと立ち寄れるアクセスの良さと、手付かずの自然をダイレクトに感じられるロケーションは、首都圏のアウトドア愛好家の間でも屈指の穴場スポットとして定着しています。
さらに夏の風物詩として見逃せないのが、毎年8月に開催される「寄居玉淀水天宮祭」です。「関東一の水祭り」と称されるこの神事では、提灯で美しく飾られた舟山車(ふなだいやま)が川面を優雅に行き交い、漆黒の夜空を彩る大花火と水面に映る光の競演が幻想的な空間を創出します。