Q1:眉間を押すと痛いだけでなく、触ると小さな「しこり」があるのですが何でしょうか?
A1:眉間に生じるしこりの多くは、皮膚の下に袋状の組織ができ角質や皮脂が溜まる「粉瘤(アテローム)」や、毛穴に細菌が感染した「毛嚢炎・ニキビ」です。押して痛む場合、内部で炎症が起きている(炎症性粉瘤)可能性が高く、自分で針を刺したり潰したりすると細菌が周囲に広がって傷跡が残る危険があります。皮膚科または形成外科で適切な切開や抗菌薬処方を受けてください。
Q2:風邪をひいた後から眉間の奥がズキズキ痛み始めました。自然に治りますか?
A2:風邪の後に眉間の痛みが現れた場合、急性副鼻腔炎(前頭洞炎)を発症している可能性が極めて濃厚です。風邪のウイルスによって鼻粘膜が腫れ、副鼻腔との通路が塞がれて内部で細菌が増殖しています。自然治癒を期待して放置すると慢性蓄膿症へ移行し、治療が長期化するリスクがあります。鼻水が透明から黄色に変わっているなら、速やかに耳鼻咽喉科を受診して抗生剤や粘膜調整薬の処方を受けることを強く推奨します。
Q3:眉間のツボを押して「ゴリゴリ」音がするのは骨が削れているのでしょうか?
A3:骨が削れているわけではありません。眉頭周辺にある皺眉筋や眼輪筋の筋膜が癒着し、硬く固まった筋線維や老廃物の塊が指の圧力で滑る際に「ゴリゴリ」「コリコリ」とした振動や音として知覚されます。過度に強い力でグリグリと押し潰すと筋線維が微小断裂を起こして炎症(もみ返し)を招くため、心地よいと感じる「イタ気持ちいい」強さにとどめ、優しくほぐすようにケアしてください。
Q4:市販の頭痛薬を飲んでも眉間の痛みがまったく引きません。なぜですか?
A4:一般的な市販鎮痛薬(ロキソプロフェンやアセトアミノフェンなど)は、痛みの伝達物質を一時的にブロックする対症療法です。痛みの根本原因が前頭洞に溜まった膿による物理的な骨の内圧上昇である場合や、激しい神経絞扼である場合、鎮痛成分だけでは圧迫構造そのものを解消できないため効果が限定的になります。薬で痛みを誤魔化し続けると原因疾患が悪化するため、効かないと感じた時点で医療機関を受診してください。