物語は大きく分けて「盛家での後宮争い・生存戦略編」と「顧廷燁への嫁入り・朝廷の政争編」の2つのフェーズで構成されています。
幼少期の悲劇と「爪を隠す」知恵
側室・衛氏の娘として生まれた明蘭は、類まれな聡明さを持っていたものの、寵愛を巡る争いの中で身重の生母を失います。後ろ盾を失った明蘭は、祖母である盛大奥様に引き取られ、家中で生き残るために才気を隠して目立たぬよう生きることを誓います。正妻・王氏と側室・林氏の熾烈な権力闘争を冷静に観察しながら、明蘭は着実に知略を蓄えていきます。
斉衡との切ない初恋と身分の壁
盛家の私塾に通う斉国公家の若君・斉衡は、明蘭の聡明さと芯の強さに惹かれ求婚を望みます。しかし、門閥と身分を厳格に重んじる斉衡の母・平寧郡主によって無情にも引き裂かれます。己の立場をわきまえ、身の破滅を避けるために想いを押し殺す明蘭の切ない決断は、物語序盤の大きなハイライトです。
母の仇討ちと顧廷燁の緻密な求婚作戦
成長した明蘭は、周到な罠を仕掛けて生母の仇である林氏と墨蘭を自滅へと追い込み、見事に復讐を果たします。一方、家督争いで濡れ衣を着せられ放浪していた顧廷燁は、新皇帝の即位を助けて朝廷の重臣へとのし上がります。顧廷燁は巧妙な策を巡らせて盛家と明蘭を包囲し、堂々と明蘭を正妻として迎え入れることに成功します。