ふと口を開いた瞬間に響き渡る、ベルベットのような低音ボイス。竹野内豊の佇まいには、時の流れさえも味方につけた大人の余裕が漂う。
かつてトレンディドラマの旗手として一世を風靡した彼は、年齢を重ねるごとに肩の力を抜き、より豊潤な人間味を獲得した。重厚な社会派ドラマの主役から、どこか抜けた愛すべきキャラクターまで、彼が演じると不思議な品格が宿る。
デジタル全盛の時代にあってもプライベートをひけらかさず、自然体を貫くライフスタイルも彼の美学を際立たせている。飾らない人柄と、カメラの前に立った瞬間に放たれる圧倒的なスター性。そのコントラストこそが、男女問わず惹きつけられる根源だ。