本作の主役である「大将」は、ただの野良猫ではありません。本名をウィリアム・トーマス・ジェファーソン三世といい、かつては高級キャットフードのモデルとして華々しいセレブ生活を送っていたという驚愕のネタバレ過去を持ちます。しかし、人間たちにチヤホヤされる虚飾の日々に嫌気が差し、自分の力で生きていくために選んだ道こそが「ラーメン職人」でした。
職人気取りでプライドは高いものの、猫の本能には抗えず、客のラーメンを猫舌で味見しては大騒ぎする大将。そんな大将に容赦なく正論を浴びせる田中さんは、唯一のレギュラー人間キャラクターとして読者の代弁者を務めます。この2人が織りなす「ボケとツッコミの信頼関係」こそが、作品の屋台骨を支える最大の魅力です。