パラパラ漫画の枠組みを飛び越えた『振り子』の物語は、2015年に豪華キャストを迎えて実写映画化(監督:竹永典雄)され、劇場公開を果たしました。
昭和から平成の激動の時代を舞台に、不器用ながらも必死に生きた主人公・大介役を歌舞伎俳優の中村獅童さんが熱演。どんな逆境でも夫を信じ、笑顔で支え続けた妻・サキ役を小西真奈美さんが見事に演じ切りました。さらに、若き日の二人を石田卓也さんと清水富美加さんがみずみずしく演じ、武田鉄矢さん、鈴木亮平さんといった実力派俳優陣が脇を固めたことで、原作の持つ切なさと力強さが見事にスクリーンへ再現されました。
また、海外からの評判も極めて高く、YouTubeのコメント欄には英語、スペイン語、中国語など多言語で「言葉が分からないのに涙が止まらない」「今すぐ妻や夫を抱きしめたくなった」「これぞ真のアートだ」といった絶賛の声が何年経っても書き込まれ続けています。文化や言語の壁を軽々と飛び越えるその共感性の高さこそ、『振り子』が国際的に名作と称される所以です。