DTMのピッチ補正において、AntaresのAuto-Tuneと双璧をなす存在がCelemony社の「Melodyne(メロダイン)」です。初心者が最も迷いやすい両者の違いは、「自動・リアルタイム性」と「手動・緻密な編集性」のアプローチにあります。
Auto-Tuneは、設定したルールに沿ってトラック全体をリアルタイムかつ自動で補正するのが得意です。ライブパフォーマンスや配信での即時適用、そして強烈なケロケロ加工を施したい場面で絶対的な強みを発揮します。
一方のMelodyneは、ボーカルデータを一度波形(ノートブロック)として取り込み、音符一つひとつの音程・タイミング・ビブラートの深さ・フォルマントを手動でミリ単位で調整するツールです。和音の検出や極めて自然な歌唱補正が可能なため、J-POPやアニソンなどの商業クオリティなボーカルエディットではMelodyneが主軸として愛用されています。