スクーバルの価値を高めているのは、数字が証明する異次元の支配力だ。平均98マイル(約157.7キロ)を超える伸びのあるフォーシームと、打者の手元で鋭く落ちるチェンジアップのコンビネーションは、現代野球において「打ち崩す術がない」とまで称される。
今季の奪三振率は11.5を超え、与四球率はわずか1.8前後。対右打者への被打率も1割台に抑え込んでおり、相手打線にとっては絶望的な壁となっている。セイバーメトリクスの指標であるwOBAやFIPでもリーグトップの数値を記録。単なる主力投手ではなく、「プレーオフの第1戦を任せれば勝利をほぼ確約できる」特別な存在だからこそ、各球団は破格の代償を支払ってでも彼を欲しがるのだ。