一般選考枠をかけた関門として毎年大きな注目を集めるのが、関東地区高等学校野球大会だ。関東・東京地区に割り当てられた枠を勝ち取るための「当確ライン」は、伝統的にベスト4以上がひとつの大きな目安とされる。だが、準々決勝の敗退校同士による比較や地域バランスの議論も絡み合い、選考委員会の判断は最後まで目が離せない。
今大会の全試合結果を振り返ると、初戦から波乱の連続だった。下位巡来の伏兵が強豪を撃破する大金星を挙げれば、土壇場9回裏からのサヨナラ劇も飛び出した。とりわけ4強入りを果たした各校は、投打の噛み合いはもちろん、極限状態での集中力が光った。選抜高等学校野球大会への王手をかけた各チームの足跡は、まさに努力が結実した証と言えるだろう。