当主就任から月日が経ち、家広氏の活動領域はさらに広がりを見せている。伝統的な法要や全国のゆかりの地での式典への出席はもちろんのこと、最新の言論空間やメディアでも活発に発言を続けている姿が強く強い印象を残す。歴史の重みを背負いつつも、その語り口はきわめて気さくで洗練されている。
密着取材で見えてきたのは、名門の当主という堅苦しいイメージを心地よく裏切る等身大の姿だ。海外生活で培った国際感覚と、政治経済への深い洞察。それらが織りなす言葉には、単に過去を懐かしむのではない、現在と未来を鋭く見通す確固たる視座が宿っている。