1990年代後半、テレビ東京系で放送されていた『ASAYAN』は、全国の若者が夢を追う最大の登竜門だった。「ボーカルオーディション・ファイナル」で、最終候補者の中から圧倒的な視聴者投票を集めて優勝を果たしたのが、当時16歳の鈴木亜美である。
素朴でありながらどこか惹きつけられる透明感と、愛くるしい笑顔。彼女のデビューシングル『love the island』はグアム政府観光局のキャンペーンソングに抜擢され、またたく間に大ヒットを記録した。一夜にして普通の高校生からスターダムへ駆け上がったシンデレラストーリーは、音楽業界全体を大きく揺るがした。