1967年の開館当時、同施設は全国的にも珍しい複合型の教育インフラとして脚光を浴びた。教員の指導力向上を図る研修室はもちろん、一般市民が利用できるホールや展示スペースを併設。学校教育と社会教育をひとつの空間で融合させる試みは、当時の行政施策としても画期的だった。
「放課後に先生たちが集まって熱心に授業研究をしていた姿が目に浮かびます」。近隣で長年文具店を営む70代の店主は振り返る。栄のテレビ塔(現・中部電力 MIRAI TOWER)を仰ぎ見る立地は、市内のどこからでもアクセスしやすく、教育関係者にとっての確かな「精神的支柱」となっていた。