作品の熱量を決定づけた最大のピースが、主題歌「Monster」である。イントロで響き渡る重厚なストリングスと、ゴシックホラーを思わせるオルガンの音色。それまでの明るく親しみやすい嵐のイメージを鮮やかに裏切る重厚なサウンドメイクは、当時のJ-POPシーンに強烈なインパクトをもたらした。
「1万年の愛を叫ぶ」というドラマティックな歌詞と、スリリングな転調を繰り返す旋律。大野のクリアで伸びやかなハイトーンボイスが楽曲の屋台骨を支え、メンバー5人の声が重なるサビでは一気にスケール感が跳ね上がる。時計の針の動きを模した緻密なダンスパフォーマンスも含め、ドラマの世界観を補完する以上の「もう一つの物語」として楽曲が自立していた。